職場の同僚から「おから」をもらいました。お母さんの手作りおからだそうです。私がここで「おから」と呼んでいるものは、一般的には「卯の花」などと呼ばれるのでしょうか。おからに具材を加えて炒め煮にしたお料理のことです。
自分で作るときは(と言っても滅多に作らないのですが)、だいたいいつも人参と椎茸とひじきを混ぜるのですが、同僚のお母さん作のおからは、人参・ごぼう・ネギ・油揚げと具だくさんで、味付けもしっかりしていてとても美味しい!それだけでパクパク食べられます。次に作るときは、私もいろいろ入れてみようと思います。たまにほかの家のご飯を食べると勉強になりますね!
ところでこのおから(ここでいう「おから」は料理する前のもの)、豆腐を作るときの大豆の絞りかすなので、栄養って残ってるのかなと思って調べてみると、カルシウムやカリウムといったミネラル類、ビタミンB1をはじめとするビタミン類、タンパク質、食物繊維、何かと話題の不飽和脂肪酸など、たくさんの栄養が含まれているとのこと。
おからはとにかく栄養満点!
荻生徂徠が若い頃、お豆腐屋さんからおからを分けてもらって飢えをしのいだという話は、落語にもなっている有名な逸話だそうで。何は無くともおからがあれば生き延びられるということのようですね!しかしながらこのおから、食品としての需要が供給を大きく下回り、日持ちもしないことから、ほとんどが産業廃棄物として処理されてしまうそう。もったいない!
再利用方法として、土壌用の肥料や家畜の飼料として使われたり、バイオ燃料として利用するための研究も進められているそうだけど、こんなに栄養豊富なのに、食べないなんて(何度も言うけど)もったいない!全国民が毎日15gずつ食べれば廃棄されずにすむそうです(ウィキペディア調べ)。
みなさん!おからを食べましょう??私は炒め煮にするほかに、ハンバーグを作るときにお肉半分おから半分で作ったり(おからは保水性が高いのでふわふわのハンバーグになります!)、肉だんごを作るときにお肉半分おから半分…ハンバーグと一緒だ(汗)
ここでおからの使い方をたくさん挙げて、こんなに便利だからもっとおからを食べよう!という方向に話を持って行こうとしたのだけれど、あえなく失敗です…そう、おからってどうしてもメインのおかずにはならないので、かく言う私もたまにしか購入しないんです。
今日の晩ご飯は、同僚のお母さんのおから、お豆腐の味噌汁、納豆、と大豆製品がたくさん並びましたが、同じ大豆製品でもおから毎日ってやっぱりちょっと大変(納豆や味噌はいくらでもいけます)。でも、廃棄量削減を目指して、今までよりはちょっとおからの出番を増やしてみようかな!